シュールの効用

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(28) ヴェネツィアのシュール

 下の2枚の絵は、いずれもヴェネツィアのグランド・カナル(運河)にまつわる絵である。作者はジョセフ・ハインツ3世(1600–1678)とL・カルネバリス(1663 – 1730)である。ハインツの作品は1673年、L・カルネバリスは1690~1700年頃の作品という。いずれも17世紀後半である。この時代にこうした途方もない作品を描かれたのは驚きである。地域がヴェネツィアであったこそ可能であったのか?

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J・ハインツ「闘争」1673年

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L・カルネバリス「リアルト橋での提督の行進」1670~1700年