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101 詩人ランボーを射った拳銃

フランスの詩人アルチュール・ランボー(1854 - 1891)を負傷させた短銃が、2016年11月30日、パリのオークションで43万4500ユーロ(約5260万円)で落札された。この銃は、仏詩人ポール・ベルレーヌ(1844 - 1896)がランボーとの2年にわたる愛人関係に終止符を打つために購入したもの。
 1873年7月10日、ブリュッセルのホテルで、ランボーとベルレーヌが言い争い、ベルレーヌはランボーに向けて2回発砲し、1発がランボーの手首に当たった。この事件でベルレーヌは刑務所に2年間、収監された。事件後、ランボーはフランス北部の故郷シャルルビルに戻り、代表作『地獄の季節』を完成させた。ランボーは詩作をやめた後、アフリカで武器商人になるなどの職業をした後、マルセイユで病死した。37歳。(資料 BBC 2016.12.1)

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ベルレーヌがランボーを撃つた銃