シュールの効用

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(50) 世界一、シュールなテキスト

 世界一神秘敵な文書と呼ばれる「ヴォイニツチ手稿 Voynich Manuscript 」は、中世初期の地中海中の話されたラテン語であるプロトロマンス語で書れている可能性があるという。「ヴォイニツチ手稿」は、1912年に入手したポーランド系アメリカ人の古物商デイラー、ウィリフリッド・ヴォイニツチにちなんで名付けられたもので、約240 ページのの小さな本。原稿のほぼすべてのぺージには、植物の写生図や宇宙図が含まれている。(植物の絵は球根迄まで描かれているので、抜いて写生したようだ。ただし見た事もないような植物ばかりである)図1

次に10人の裸の女性が水槽に入ってその水路の先に蜂の巣のような器具からエネルギが流れ込むような図が何頁も続くものがあり、とてもシュールである。図2

本で使用された紙の年代測定では、1401~1438年の炭素である.

原稿の目的と意味は何十年にもわたって学者を悩ましており、未だに解読がなされていない。これは誰でもネットで見る事が出来るので、一読の価値あり。

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図1、図2