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(72) 広東十三行の火災

清朝時代の広州(こうしゅう)で、外国貿易を独占した商人団を広東(かんとん)十三行(じゅうさんこう)と呼んだ。1685年、第4代皇帝康熙(こうき)帝が海外貿易を許可すると、翌年には仲買商である広東十三行を指定し、商品の保管や関税の徴収に当たらせた。十三行といっても、13の商人団ではない。仲買商でも有力な商人が、広州に通じる珠江(しゅこう)の沿岸に倉庫や店舗を並べた。1757年以後、日本の「出島」と同様の唯一の貿易地となる。

(図版1、3=Rise & Fall of the Canton Trade System Gallery)

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広東十三行の火災初期 (1832年)

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2 広東十三行の火災(1832年)

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3 火災後の広東十三行(1832年)