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105 西太后が初めて車に乗った時

 北京の頤和園(いわえん)内の徳和園には、珍しい西太后(1835-1908)の車が展示されている。この車はアメリカのDuryea Motor Wagon Companyが製作したもので、軍人の袁世凱(えんせいがい)が西太后の信頼を得るためにアメリカから購入した。 1901年11月29日の西太后の66歳の誕生日の贈り物であった。
 車が紫禁城に届き、西太后がドイツ人の運転手が運転するのを見たとき、西太后はその運転手に尋ねた「この車はとても速く走るので、たくさんの草が必要ですよね?」この清王朝の支配者の質問は記録された 。
 西太后は、車で夏の宮殿に車で行くつもりだったが、車に乗ったとき、彼女は非常に怒っていた。それは運転手がひざまずかずに、西太后の前に座って運転することが容認できなかったためで、結局車は放棄された。(資料=每⽇頭條2020.12.22)

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徳和園にある西太后の車