(76) タージ・マハルのルーツ
歴史の世界は多くの点で、誤解されている可能性がある。世界的に有名なタージ・マハルは、ムガル帝国5代皇帝シャー・ジャハーンが、1631年に死去した愛妃マハルのため建設したと言われている。
この話は、「タージ・マハル」の著者であるP.N.オーク教授によって異議を唱えられた。 彼はタージ・マハルは元来マハル女王の墓ではなく、アグラ市のラージプートが崇拝していたシヴァ神のヒンドゥー寺院の宮殿と主張している。
オークは調査の過程で、シヴァ神殿の宮殿が当時ジャイプールのマハラジャであったジャイシンから、シャー・ジャハーンが奪ったことを発見した。その後、シャージャハーンは、宮殿を妻の記念廟に改造した。シャー・ジャハーンの公式記録では、アグラの大邸宅をマハルの埋葬のためにジャイシンから奪ったことを印しているという。
(資料 Taj Mahal - the True Story by P.N.Oak (1965)