シュールの効用

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95 ベスビオ山は燃えている

1943年9月にサレルノに上陸した連合国軍により、1か月後、ナポリは連合国に降服した。ナポリ湾岸にあるベスビオ山は、何世紀にもわたって定期的に噴火し、断続的にその力を思い出させていた。
 第12空軍のB-25は、カッシーノのナチスドイツ軍を爆撃する途中、ベスビオ山を通過した。1944年3月の噴火により、上空で乱気流が発生し、下に被害が発生した。
 1944年3月21日「ベスビオ山はかつてないほど強くなっている」と、戦隊のメンバーは忠実に記録した。
「夕食時には爆風が絶え間なく鳴り響き、夕食の直後に山の頂上全体が落ちそうになり始めた…溶岩が私たちの側に降り始め、金属のような大きな熱いマグマが流れ落ちた。サンセバスティアヌスとマッサディソンマの町は、高さ50フィートの溶岩の流れに襲われ、その道のすべてをゆっくりと飲み込んでいった。 100フィート離れた木々は、拡大する樹液から突然膨らみ、破裂しすぐに火で焼かれた。」
資料 www.historynet.com/first-mount-vesuvius-then-the-nazis.htm

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1 ベスビオ山上空を飛ぶ米爆撃機ボーイングB52(1944)

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2 尾翼が焼け落ちたB-25 (国立公文書館)