シュールの効用

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79 インド人の大道魔術

インド人がかって行った空にまっすぐ伸びたロープに登って行くロープ・トリックは、19世紀にインドとその周辺で行われた手品である。「世界最大の幻想」と呼ばれることもあり、魔術師とロープ、そして1人以上の助手の少年が組んで行われた。

1919年、G・ハドルストンは「ネイチャー」紙に、30年以上インドで過ごしたと主張し、インドで最高の大道魔術師の多くを知っていたが、そのトリックを示すことができた人は1人もいない」と語ったという。

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1  インド人による植物成長魔術(部分着色)

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2 空中に浮かぶ魔法芸人(部分着色) 

写真1.2 Lamont, P. The rise of the Indian rope trick (2004) 

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3複数で実演する中国の大道芸人 (Edward Melton「バタビア Batavia」1670年)