(63) テュイルリー宮殿陥落
テュイルリー宮殿はセーヌ川の右岸のルーヴル宮殿とコンコルド広場の間にあった。1564年に建造され、ルイ14世が完成させた。ヴェルサイユ宮殿が作られてからは放置されていた。
1789年、パリ市民によるヴェルサイユ行進で、ルイ16世とマリ=アントワネットがパリに連れ戻されて、テュイルリー宮殿に入り、それ以後の国王の住居となった。1793年、パリに集結した義勇兵と、サンキュロットがテュイルリー宮殿を襲撃する「8月10日事件」が起きた。市民軍とスイス人傭兵と市街戦で宮殿は陥落し、国王一家はタンプル塔に監禁される。