シュールの効用

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(41)エンパイア・ビルのシュール

1931年に完成した当時は世界最も高い建物(381m)であったニューヨークのエンパイアステート・ビルディング。かってここは飛び降り自殺の名所であった。米週刊誌『ライフ』(1947.8.18)によると、1947年の6ヵ月間に、ビルの86階(320m)から4人が投身自殺した。1947年8月までにこのビルで16人が自殺を計り、現在?までに30人以上となっている。ただしパリのエッフェル塔では360人というから、そちらが名所というべきか。

 図は、1943年以降の11人の落下した経路である。点線は西側でなされたジャンプを示す。疑問符は飛び降り地点が不明を意味する。

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観光案内(左)と飛び降り地点