シュールの効用

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(16) ガルーダ神のシュール

インドでは宗教神話を扱うマンガが多く出版されている。下の図は、『ガルーダ』(英語版)という題名のマンガから取った。
ガルーダは神話上の鳥で、ヒンズー教の三大神(ブラフマー、ヴィシュヌ、シヴァ)の神、ヴィシュヌ神の乗り物と考えられている。
太古の昔からガルーダはインドでは崇拝の対象で、その像はヴィシュヌ派の寺院に設置されている。
ガルーダは大きな白い首のワシとして表され、神殿での像は人間の胴体を示している。ガルーダは蛇を退治することに専念しており、その非常に強い役柄はマンガでも示されている。発行は有名なアマル・チトラ・カター社(1977年)

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鷲のくちばしをしているガルーダ神

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その手で敵を懲らしめているガルーダ。原画C.M.Vitankar